●電気電子回路の基礎

 本書では微細化の進むCMOS LSIの内部の電気的動作の理解や高速LSIのテストの対応をしていくための準備として電気・電子回路の基礎について記述してあります。

 本書の前半では半導体デバイスの電気的動作を理解するために最も基礎となる電気磁気学と電気回路について記述しています。
 また後半では電気・電子回路の過渡現象について述べてあります。回路素子が点に集中して存在する集中定数回路について説明した後に、長い線路や高周波を扱うための分布定数回路について記述してあります。これによって近年、高周波化が進み、線路の終端等で起る反射の基本的な事項について学習します。
テキスト目次

[Ⅰ]  電荷と静電界

 1.クーロンの法則
 2.静電誘導         
 3.電気量の単位        
 4.電気の本質         
 5.電界            
 6.電位            
 7.ガウスの定理      
 8.誘電体   

[Ⅱ] 電流と起電力

 1.電流
 2.オームの法則
 3.固有抵抗
 4.起電力
 5.キルヒホツフの法則

[Ⅲ] 線形回路素子と非線形回路素子

 1.抵抗回路 
 2.インダクタンス回路
 3.容量回路 
 4.非線形回路素子

[Ⅳ] 集中定数回路の過渡現象

 1.線形RC回路の過渡現象
 2.線形RL回路の過渡現象

[Ⅴ] 分布定数回路の過渡現象

 1.L.Cの分布定数回路
 2.L.C分布定数回路の微分方程式
 3.波動方程式と波動関数
 4.終端が開放の時の反射
 5.終端が短絡の時の反射
 6.抵抗Rを終端に接続した時の反射
 7.インダクタンスLが終端に接続されたときの反射
 8.キャパシタンスCが終端に接続されたときの反射
 9.異種の線路の接続点における反射
 10.繰返し反射(終端が接地されている時)
 11.繰返し反射(終端開放の時)

[Ⅵ]  微分回路と積分回路

 1.微分回路
 2.積分回路